時代とともに移り変わる墓のあり方

女性専用の共同墓地

横浜市のある霊園は、「親族に限り、同じお墓に埋葬できる」という規則を撤廃して、骨つぼに遺骨を移し、木や草の下に埋葬する女性限定の樹木葬の墓地をつくりました。横浜市では、女性限定の共同墓地ができています。その背景には、「義理の母と同じ墓だけはいやだ」「死んだ後も夫なんかの世話をしたくない」「死後は家族や親戚関係の悩みから解放されたい」という晩年を迎えた女性の切実な願いがあるようです。
横浜では、お墓に対する女性の考え方が変わってきて、今は嫁が先祖の墓に入るとは限らないようになっています。こんな考え方の背景には、家族観の変化に加え、離婚や未婚が当たり前になっていることもあります。未婚や結婚、離婚を繰り返してもしかしたら自分はお墓に入れないかもしれないと不安に感じる女性もいます。こうして、自立する女性が増える中、女性専用の共同墓地の需要が増えています。
この霊園の女性限定の共同墓地には香草が植えられ、しゃれたガラスのモニュメントが設置されています。横浜市のビル街にある納骨堂。ここにも女性専用区画があります。女性スタッフが運営し、僧侶も女性だ。このように、横浜市では、夫や義理親との不仲や子供に負担をかけたくないとの理由で、先祖代々の墓に入らない選択をする女性や未婚女性が増加。こうして、女性限定の共同墓地や納骨堂が各地にできています。

公営霊園は狭き門

樹木墓は、民間事業者が運営する霊園で広がり始めたが、公営霊園では横浜市が最初に導入しました。東京都は2012年度に都立霊園に導入しました。樹木墓は、樹木(墓標)の下に遺骨を共同で納骨、埋葬するタイプで、墓標の木の周りに約100体納骨します。多くの遺骨を共同で埋葬する合葬だけでなく、個別埋葬することもあります。
樹木墓は、近年人気が高まっています。「人生の最終は、土に触れて自然にかえりたい」と考えて、自己の遺骨の埋葬方法にこだわる人が増えていることが背景にあります。さらに、物理的なスペースの要因もあります。すなわち、東京23区や横浜市のような大都市は墓地不足が深刻なのです。樹木墓は、霊園内の緑地を活用して墓1基あたりの専有面積を小さくすることができ、墓地不足の解消になります。東京や横浜のような大都市は、仕事や進学で地方から引っ越してきた人がたくさんいます。
先祖代々のお墓は地方にありますが、墓参りに通うのが大変だから、今の家の近くで墓をつくりたいのです。つまり、都市部にどんどん人が集まってきて、そこで死んでいく。こうして、都市部で墓地不足が深刻化しました。そこで、東京都や横浜市では公営の霊園に応募が殺到しています。東京や横浜の公営霊園では、毎年抽選で納骨する故人を決めます。倍率が20倍を超えることもあります。つまり、20人が霊園に申し込んでたった1人しか納骨されません。

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